豚汁
2017年02月08日
寒くなると食べたくなる豚汁。子どもの頃はあまり好きではありませんでした。学生時代は、そもそも「豚汁定食って何!?」と理解に苦しんでいました。
豚汁は味噌汁ではないのか!
と気づいたのは自分で作るようになってからですね。
昼飯は前日作った豚汁と納豆で豚汁定食なんてこともよくあります。満足感が半端ないです。
材料(4人前)
- 豚バラ肉 200g
- ごぼう 1/3本
- 大根 10cmぐらい
- ニンジン 1/2本
- こんにゃく 1枚
- 豆腐 木綿でも絹でもお好みで一丁
- ネギ 10cmぐらい
- 生姜 1かけ
- 鷹の爪 1本
- 胡麻油 大さじ1程度、鍋のサイズによる
- 塩 少々
- 胡椒 少々
- 味醂 大さじ2
- 酒 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- 水 2カップ
- 味噌 適量
- 七味 お好みで
作り方
- ごぼうは汚れをタワシで落とし、両端の固い部分を切り落としてささがきにして水に漬ける。酢を小さじ1程度入れると白くなる。水は2〜3回取り替えて濁りを取る。水に漬けすぎると栄養分も出てしまうようなので適度に。
- 大根とニンジンは3mm厚程度に薄切りにして銀杏切り。
- 豚肉は3〜4つに切る。食べやすい大きさにするが、縮むので小さくしすぎないこと。塩・胡椒・醤油・酒をふって下味をつけておく。
- 豆腐は大きめ(3cm角ぐらい)の賽の目に切っておく。
- ネギはそぎ切りにしておく。
- こんにゃくは厚さ3〜5mm、3cm角ぐらいに切っておく。好みのサイズでOK。表面に格子状に飾り切りを入れても美味しい。
- 生姜は薄切り5枚、針生姜適量、残りは摺り下ろして生姜汁にする。
- 鍋を熱して鷹の爪を入れて胡麻油を敷き、豚肉を炒める。
- ごぼう・大根・ニンジン・こんにゃく・生姜の薄切りを入れて胡麻油と豚バラ肉から出た脂をよく染ませる。
- 酒・味醂を振り、木べらで大きく混ぜる。
- 全体が馴染んだら醤油を振る。
- 具材がヒタヒタになる程度に水を加えて10分煮込む。途中、しっかりと灰汁を取ること。
- 鷹の爪は辛みが出すぎない内に取り除く。
- いったん火を止めて味噌を溶く。
- 味を見て、胡椒・醤油で調える。
- 生姜の絞り汁を加える。
- 豆腐・ネギを加えて沸騰しないように2〜3分温める。
- 器に具材多め・汁気少なめで盛り付け、針生姜をのせる。
- お好みで七味をふりかけて。
ポイント
- 下味がしっかりしていること!
- 野菜に火が通り過ぎてグダグダにならないように注意。
- 生姜・胡椒・鷹の爪と、身体がポッポと温まるものがいっぱい。特に胡椒は味を引き締めるので多めに。
- 味噌は他の調味料と同等の立場。「味噌味」になってしまわない程度の量に。
- 生姜汁は「え?こんなに!?」という程の量で適量です。
- 豆腐とネギは崩れやすいので最後に入れて温めるだけ。
ひとこと
これはおかずです。豚汁定食の意味がよく分かりました。
魚の干物などがあれば豪勢な食卓になりますが、納豆や漬け物があれば十分かなあ。
味噌を入れる前、具材てんこ盛りの透き通ったスープができると、見ているだけで楽しくなります。
材料は安い物ばかりですが、ていねいに作ると実に美味いです。調味料はなるべく本物を。味醂はいつもの福来純、醤油は中丸醤油、味噌は「あぶまた味噌大寒仕込み」を使っています。この味噌は新宿伊勢丹でしか見たことがありません。
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この記事は2017/02/08に公開され、1,629 views読まれました。
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