パスタ用トマトソース
2017年01月29日
パスタに多用しますが、トマトソースの作り方と使い方を覚えておくと有用です。
いろいろな種類のトマトソースを作ってみましたが、好みなのは最初にイタリア人に教わった一番シンプルなやつでした。香りたっぷりで、トマトの甘みを最大に引き出したものです。
材料(2人前)
- トマトホール水煮缶 半分
- ニンニク 半かけ
- 鷹の爪 1本
- オリーブオイル 大さじ2
- ジェノベーゼ(バジルソース) 小さじ1/2
作り方
- ニンニク半かけをみじん切りにします。最初は、切り離さないように薄切りにして、90度回転して千切り、それをみじんにします。包丁の先を指で押さえ、裁断機のように刻みます。これをアッシェと言うそうです。ニンニクの香りが立つまでよくアッシェします。
- フライパンにニンニク・鷹の爪・オリーブオイルを入れ、ニンニクをオリーブオイルによく浸してから火をつけます。
- 弱火〜中火で香りが立ってきたら、トマトホール水煮を手で潰しながら入れ、オイルとよく混ぜます。ここで乳化が始まります。
- トマトが煮立ったら、辛みが出ない内に鷹の爪を取り去ります。
- 時々かき混ぜながら中火で煮込みます。水気がある程度飛んだら、あればジェノベーゼ(バジルソース)を加えて全体に馴染ませます。
ポイント
- タマネギは使いません。
- 塩は入れません。
- 胡椒も使いません。胡椒は美味すぎて香りも強いので、本当に必要な時だけ使うようにします。
- ニンニクは各方向に100回切る気持ちで。計算すると100万切り?
- よく研いで切れる包丁を使います。切れない包丁で押しつぶすとニンニクの香りが出ません。逆に切れる包丁だと、切っているだけでニンニクの香りが強くなります。
- 煮詰め具合で甘みが変わります。煮詰めるほど甘くなるのですが、焦げに注意。
ひとこと
かんたんすぎるトマトソースです。タマネギを入れたりニンニクの量を増やしたり、いろいろな調味料を加えた物も作りましたが、これが一番美味いです。
パスタの場合、20cmの鍋(約3L)に大さじ2程度の塩を入れて茹でます。その塩分があるので、トマトソースに塩は不要なのです。
茹で上がったパスタはトマトソースによくからめ、ソースをよく吸わせます。アルデンテに茹でたパスタをソースで仕上げる具合です。
ミートソースのように上からかけるだけの場合、パスタはしっかりと茹で上げて芯を残しません。
牛乳や生クリームを加えればトマトクリームソースになります。
軽く表面を焼いた鶏腿を煮込んで、鶏のトマトソース煮も作れます。
ジェノベーゼは、イナウディのが圧倒的に美味いです。ちょっと美味すぎるので多用は禁物です(^_^; カルディに行けばたいてい置いてあります。
この記事は2017/01/29に公開され2023/07/04に更新、1,515 views読まれました。
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