西武池袋線最新の駅。「順天堂大学病院以外に何があるんだ？」と思っていたら、住宅街に素晴らしいお店がありました。

天麩羅わたなべ。

駅の南側を富士見台方面に向かい、途中石神井川を渡った先にポツリとあります。

平日は当日予約でも比較的取れるそうですが、週末は少し前の予約が必須です。

初めてなのでまずは様子見の最安コース、小鉢・天麩羅7品4200円のコースを予約。

小鉢1。ほうれん草のおひたし・イクラ載せと、ちょうど季節のホタルイカの出汁漬け。ホタルイカの味が繊細です。

小鉢2。無花果（イチジク）の揚げたのと生と。それぞれに味わいが異なり、後の期待が膨らみます。

酒は山本ピュアブラックを注文。初めて飲みましたが、フルーティでありながら爽やか、米の味もしっかりします。吟醸香（花のような香り）は苦手なのですが、これは「また飲みたい！」と思わせる美味さです。

さて、天麩羅。

最初は車海老から。揚げた頭がパリパリ＆ホロホロです。身は実に甘いです。

衣が軽いのは、衣自体と油のおかげでしょうか？

オクラ。中の種が丸々と大きくプリプリしています。

ホタテ。甘い！

箸休めのサラダ。にんじんと大根と…ほのかな香りはミョウガの千切りでした。自家製の胡麻ドレッシングです。

舞茸はいきなり天つゆの中へ。大根おろしをたっぷり載せていただきます。

繊維が全く感じられず、弾力も無く、フワフワ・ホロホロです。どうやったらこんな風にできるのかしら？

泳いでいるかのような稚鮎！

ワタの苦みが素晴らしいアクセントです。ぜひ一口で食べましょう。

感激した太刀魚。

穴子のような食感と青魚の香りと味。

〆はサツマイモ。

仕事を見ていると、どうやら事前に蒸した物を使っています。とにかく甘い！まるでデザートです。良い具合に水分が抜けた食感がたまりません。

コースはここまで。

天つゆ、大根おろし、レモン汁、梅塩、セロリ塩が用意されます。

非常に上品な分量なので、庄私欲の私でも追加で天丼（かきあげ）を追加してしまいました。

少し大きめのふつうの茶碗サイズでちょうど良い量です。

天麩羅10品コースには天丼もついています。

大将も気さくで、実に良いお店です。ヘヴィロテ…とまではいかずとも、年に数回は訪れたいお店でした。次回は絶対に10品コースで！

https://tabelog.com/tokyo/A1321/A132102/13206462/