練馬フレンチレストラン・ヨシヤ。
2023年09月19日
1日1組限定、メニューはオーナーシェフと相談、西武池袋線練馬駅と桜台駅の中間、千川通りから線路を挟んで反対側の住宅街。
初めて電話をした時に「初めてのお客様には必ず言うのですが、一人でやっているため万が一私の具合が悪くなった時はごめんなさい、許してくださいね」と言われ「大丈夫かいな?」と心配したものですが、素晴らしいお店です。
予約の電話をしたのはほぼ1ヶ月前。
- 量は食べられない。
- なるべく色々な物を食べたい。
- 海老が好物。
- ツブツブが好き。
- わさび・辛子・椎茸が嫌い。辛いものは平気。
- コッテリよりアッサリが好き。
世間話をまじえて要望を伝えます。
「そういうお客様、多いですよ。安心してください」
心強いご返事。
さて、当日。「飲む時は喰わない・喰う時は飲まない」なのですが、さすがに今回はワインに口ぐらいつけようと電車で向かいます。練馬駅からは歩いて10分弱。Googleマップ通りで、わりとすぐに見つけられます。南仏風デザインの青い扉です。
店内は8席程度のテーブル。脇に寄せられた4席に囲まれた一人用のテーブル。カウンターには酒瓶の森。
空調がよく効き、BGMは無し。
電話口よりはるかにフレンドリーなオーナーシェフが、調理からサービスまで本当に一人でやっています。
前菜はウニ・イクラ・小粒のキャビアのクリーム和え。レーズンの入ったバゲットが添えられています。「味付けはしていませんので」と説明あり。
まずここで目が醒めます。「味付けとは何だっけ?」素材自慢でもなく。バランスを見切った全体のまとまり。
栗のスープ。
栗の香り・甘み。生クリーム。
上にのっている赤いのが何か聞いたのですが忘れました。
栗の味と香りの温かいお湯。ジワーっと染み渡ります。
こちらも「味付けはしていませんので」。
フルーツタップリのサラダ。
ホワイトコーンが超絶甘く。苦みを感じるのはウドかな?キクラゲも入っています。
主張はしないけれど、オイルとビネガーが薄くまとわりついて、全体をまとめています。
さっきの赤いのも入ってる(右上)。
魚皿はオマール海老を半身ずつ。
海老味噌をナイフでこそげて、最後はパンで拭い取って喰います。旨味爆弾。
肉は北海道産牛のシャトーブリアン。これほど柔らかく、美味い肉をたんまりと食ったのは初めてかも?目測で100gくらいはあったのでは?厚み2.5cmの肉が舌の上で溶けます。
たぶんロイメンレタス、ズッキーニの薄切り、いろいろキノコのソテー。
フレンチはメインが出てからが長い(^_^;
八朔のクレームブリュレ?
杏かな?と思うほど濃厚なアップルパイ。
添えらた生クリームをたっぷりのせてちょうど良くなる強烈な甘さです。
鬼灯の実を食べるのは何十年ぶりかしら?味などとうに忘れていましたが、サッパリした甘さです。
苦めのコーヒーで〆。おかわりも勧めてもらい、当然いただきました。
これにワインを白2赤1で36,000円と少し。
コースは実にスムーズに出てくるし、料理は全て絶品だし。
予約の手間とお値段に問題なければ、一度は行って欲しいお店です。
この記事は2023/09/19に公開され、139 views読まれました。
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